2001年8月25日,茨城県稲敷市で観察された不明シギ 2005.10.13 氏原道昭
※この個体に関しては観察直後からの経緯その他を書き留めたページを公開していましたが、煩雑であまりまとまりのいいものではなく、かえってわかりにくいかと思うのでここにとりあえず簡素化してUPし直しました。
この個体に問題なく該当する種はなく、海外の図鑑等にこれまで記載されたもので最も近いものは、いわゆる“Cox's Sandpiper"と呼ばれるタイプ(かつてオーストラリアで発見され、一度は新種として発表されたが、のちにアメリカウズラシギとサルハマシギの雑種とされている)ではないかと思われた。ただし初列風切が短い点は“Cox's Sandpiper"の記載に(―またしかしアメリカウズラシギにも)合致しないように思われる。また、あえて雑種ではないと仮定した場合に最も近いものは何か、と考えた場合には、やはりアメリカウズラシギが近いようには思われるが、付け根まで黒く細長い嘴、不明瞭な胸のパターンなど、やはり全体にアメリカウズラシギの個体差の範疇とするには特異すぎるという印象を受けた。確実な結論を出すのは困難だが、やはりアメリカウズラシギと他種の雑種という線が妥当ではないかと思う。なお、同個体の後日撮影されたより鮮明な画像がこちらのサイトに掲載されている。