
大形であまり赤くならないアカトンボ。成熟すると全身濃い海老茶色になり、地味だが渋味のある色合いになる。東京都内でも比較的普通に見られ、夏には公園の林縁の枯れ枝の先を注意すると未熟個体がいくつもじっと止まっているのがよく見られる。しかしなんといっても千葉・茨城方面にやたら多いという印象があり、アキアカネを圧倒しているほどだ。実は昔はそれほど多い種でははなく、近年の田んぼの圃場整備による乾田化によって増加したともいわれている。本種は稲穂の上から卵をばら撒く産卵方法のため、打水・打泥産卵するアキアカネより現在の乾いた田んぼには向いていて、卵も乾燥に適応しているらしい。以前千葉駅から総武本線に乗って銚子方面に向かった時、無数のノシメトンボが見られた。電車がどこまで走っても延々と途切れることなく電線に並んでいるのが見られ、周辺の木々の枯れ枝にも至る所止まっていて、なんでこんなに多いのかと驚いた記憶がある。 |
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夏季には未熟個体がノシメトンボに混じって公園の林縁の枯れ枝などに静止しているのが見られるが数は少ない。この写真は相模川畔の休耕田でみられたものだが、ここではなぜかノシメトンボは少なく、コノシメトンボがあちこちで縄張りを構えてるのが見られた。この時はこうした休耕田が彼らの本拠地なのかと感心したものだが、最近は街中の学校のプールで幼虫が沢山見つかったりもしてるそうで、イメージしていた環境と随分違うので驚いた。ノシメトンボと違い打水産卵するため、プールでも住みつけるということだろうか。 |
♀2001,9,16川崎市
♀はかなり胴が太短く見える
♂/2001,9,8 川崎市 成熟した♂は全身真っ赤になる。未熟期にはノシメトンボによく似ているが、胸の真中の黒帯が後ろの黒帯につながり、独特のパターンを形成しているので見分けられる。 |
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